脳とおたく心のノートとなるトコロ

しらこ(Tw:triad_prms)の雑記。アイマスの話が多くなりそう

The Shadow Over Cinderella-Fest

こずえちゃんのフェス限の話とそれに関連したフェス限予想について

 

『こずえをよんだこ、どこー…?でてきてー…でてこーい…』

SSレアの遊佐こずえちゃん登場です!https://t.co/mIoEjCBQs4 #デレステ pic.twitter.com/xH4Dw3mJ4P

— スターライトステージ (@imascg_stage) June 29, 2021

9秒リフレインの供給が始まった。トップバッターはVi特化の遊佐こずえ。
…あれ?

これまでブランフェス予想の際にしつこく主張してきた、「各特化&秒数の配分には規則性がある」(要は、リフレとエールの属性は一致するだろうという予想)という話と違っている。
Vi9秒はエール枠の莉嘉に合わせてPa…だと思っていました。

実際、属性間・特化間のバランス調整の話を考慮せずとも、この兆候はあったので、7秒リフレの例に執着することなく丁寧に吟味する意味はあったが、怠ってしまった。
サイバーグラスのフェスから、奈緒-響子(-美波)-茜のラインができることは予想できたとは思うので、その辺と拓海・春菜のような前月のイベ面子登場例や、ノワール-ブラン間の数少ない法則である同月内では属性被りなしという例を見ると、こずえは有力候補だった。

などと、後出しで理屈をこねてもしょうがないので、今後のブランフェス展開について考えていこうと思う。
(正直なところ、自分の投稿は、頻度・精度の両面ともに、予想そのものというよりは法則をまとめて予想の助けをするというような感じだし、むしろそのスタンスをしっかりと打ち出したほうがいい気もする。迷っている)

 

 

1 これまでのブランフェスをみる

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何回か貼っているやつ。

チャーム2周目は、既存のチャームと同秒数同特化のものが出ると全く同じ性能のカードが登場することになるので、それを避ける(のと、通例通り同属性内で特化・秒数を散らす)形で配分。

こんな感じになっていくと思われた。が、実際にはそうではなかった。

 

2 今後のブランフェスの属性配分

ブラン登場状況 21/07/01
特化 秒数 コンボナ   スキブ   シナジー   シナ②   モチーフ シンフォ リフレ 
Vo 6 f:id:halfformedman:20210703145743j:plain            
7 f:id:halfformedman:20210703145652j:plain f:id:halfformedman:20210703150302j:plain f:id:halfformedman:20210703150748j:plain f:id:halfformedman:20210703170417p:plain f:id:halfformedman:20210703150757j:plain f:id:halfformedman:20210703160602j:plain f:id:halfformedman:20210703160630j:plain
8   f:id:halfformedman:20210703150238j:plain          
9     f:id:halfformedman:20210703150737j:plain f:id:halfformedman:20210703170233p:plain f:id:halfformedman:20210703160550j:plain f:id:halfformedman:20210703160605j:plain  f:id:halfformedman:20210703170233p:plain
10   f:id:halfformedman:20210703150258j:plain          
11     f:id:halfformedman:20210703161126j:plain f:id:halfformedman:20210703170657p:plain f:id:halfformedman:20210703160556j:plain  f:id:halfformedman:20210703160608j:plain f:id:halfformedman:20210703170657p:plain
13 f:id:halfformedman:20210703145741j:plain            
Da 6 f:id:halfformedman:20210703145737j:plain            
7   f:id:halfformedman:20210703150305j:plain f:id:halfformedman:20210703150746j:plain f:id:halfformedman:20210703170657p:plain f:id:halfformedman:20210703150800j:plain f:id:halfformedman:20210703160627j:plain f:id:halfformedman:20210703160638j:plain
8   f:id:halfformedman:20210703150242j:plain          
9 f:id:halfformedman:20210703150054j:plain   f:id:halfformedman:20210703150740j:plain f:id:halfformedman:20210703170417p:plain f:id:halfformedman:20210703160544j:plain  f:id:halfformedman:20210703160613j:plain f:id:halfformedman:20210703170657p:plain
10   f:id:halfformedman:20210703150254j:plain          
11 f:id:halfformedman:20210703145746j:plain   f:id:halfformedman:20210703150313j:plain f:id:halfformedman:20210703170233p:plain f:id:halfformedman:20210703160600j:plain f:id:halfformedman:20210703160618j:plain f:id:halfformedman:20210703170417p:plain
Vi 4 f:id:halfformedman:20210703145735j:plain            
7 f:id:halfformedman:20210703145753j:plain f:id:halfformedman:20210703150309j:plain f:id:halfformedman:20210703150752j:plain f:id:halfformedman:20210703170233p:plain f:id:halfformedman:20210703150754j:plain f:id:halfformedman:20210703160611j:plain f:id:halfformedman:20210703160635j:plain
8   f:id:halfformedman:20210703150248j:plain          
9     f:id:halfformedman:20210703150743j:plain f:id:halfformedman:20210703160641j:plain f:id:halfformedman:20210703160548j:plain  f:id:halfformedman:20210703160621j:plain f:id:halfformedman:20210703160645j:plain
10   f:id:halfformedman:20210703150251j:plain          
11 f:id:halfformedman:20210703150047j:plain   f:id:halfformedman:20210703150735j:plain f:id:halfformedman:20210703170417p:plain f:id:halfformedman:20210703160553j:plain  f:id:halfformedman:20210703160624j:plain f:id:halfformedman:20210703170233p:plain
 (HTMLで直接表を作った。スマホ版の文字の見やすさかPC版の表の見やすさかの二者択一を迫られた。うーん難しい)
※ ウサミン・幸子・未央・卯月は中確率。
完全に同一の性能のカードが出てくるとか、残りのリフレで「9種が偏りのないように配分される」という大原則が崩されるなどない限りは、(今度こそ、)この配分で確定だろう。
当時は同属性のコンボナの穴埋めを意図して出していたのだろうなあと懐かしくなってみたりと、実装日を書き足せばこの表を見てわいわいやるだけでも時間を潰せそう。

3 属性間格差は解決されたのか

3-1 レゾ編成のいろは

まずは前提の話。
レゾナンスをセンターに置いたフェス限編成は、拓海が登場し7秒のそれぞれの特化が完成した時点では属性間の格差があった。
レゾ編成の基本は、レゾナンス(モチーフ)+シナジー+シンフォニー+リフレイン+リフレイン(特訓前)となる。
つまり、こんな感じ。(デレステでの編成画面に準拠)
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f:id:halfformedman:20210703150746j:plain
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ゲストには、トリコロール・〇〇を選択する。この編成なら
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のいずれか。自分も仕組みはよくわかっていないが、こうするとスコアが爆発する。
代用は、
シンフォ→スキブ
シナジー→同特化別秒数のシナジー
リフレイン→シナジー(別秒数)、シナジー特訓前、ライスパ、コンボナなど
 ※なるべく秒数は揃える
という感じ。センターをブレスにして4種で編成してしまう手もある。
曲によっては各種アクト系が有効だったりと誤差はあるものの、その辺は詰めずとも、ブランフェスで出た同特化同秒数のフェス限4種5枚を並べれば勝ち、という認識であまり困らない。
そして、この編成は、全属性曲はもちろん、特定のタイプ曲でも充分すぎる活躍を見せる。
今見てきたのはDa7秒の編成だが、今度はVi7秒を見てみる。
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スコアの伸びに大きく寄与するシナジー+リフレインがどちらもCoなため、Co曲でも運用することができる。
これは、Da7秒でのPa曲、Vo7秒でのCu曲とは明確に違う強みであり、リフレインもシナジー〜エールまでと同じように、一定の属性の組み合わせがそれぞれの特化-秒数に規則的に配られると、Vo9とDa11が強くなってしまい、Cu・Pa曲でスコアタをする際の難易度が大きく上がってしまうことになる問題があった。
(素直にユニオルタで単タイプ曲に挑もうとすると、「ユニ+オルタ+コンボナを揃えるためにフェスでもないのに3天井」「そもそもどの秒数で組めるか読めず引き時がわからない」「限定復刻を待つので組めるまでに時間がかかる」というようなしんどいポイントがある。それに対しフェス限編成は、手持ちゼロからスタートして引きが弱いと最悪5天井だが、まずそんなことは起きないし、副産物も全然違う)

3-2 春菜登場後のレゾ編成

チャームの2周目が始まったことで、一部の編成が特定タイプで運用できるようになることが予想されていた。
具体的には、まず日菜子編成。

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おそらくCuだと思われるVo7秒の新シナジーによって、Co曲における紗枝編成と同じ立ち位置を獲得できる。
他にもあった…が、エールとリフレの属性が一致することを前提に予想していたのでスルー。

3-3 こずえ登場後のレゾ編成

単色編成では、Pa曲攻略の有力候補として、仁奈編成が浮上する。

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他に劇的に変わる箇所はない。
ここまで出揃うと、シナジー〜リフレインのラインで、各属性曲に挑めるようになり、紗枝編成の持つ優位性はこのタイミングで失われると予想できる。
ここで、あらためて全体曲について考える。シナジー+リフレインの属性が一致し、モチーフかシンフォニーのどちらかとも一致しているのが強いというのは今見てきた通りなのだが、逆にそうでない組み合わせは自前編成で3属性を内包している。
つまり、現在Da7秒とVi9秒のみ可能な理想編成+3属性の両立が、9種の編成のうち7種で可能になる。リフレインの9秒と11秒の属性割り振りを7秒のそれとずらすだけで、それぞれの編成の柔軟度が高まったということになる。
ゲストを借りることができないイベントも少なからずあるし、ゲストありでも回数をこなしてスコアタしたい際にゲストのトリコを特化+属性まで指定してしまうと、ややテンポが悪くなる。
今後、チャーム2周目とリフレインが出揃っていく中で、多様な(好みの)編成が組みやすくなっていくだろう。早い段階でブランフェスに登場したことで、スコアタの際には蚊帳の外にいる面々も、ブレスへの抜擢という救済があれば、センター配置も可能になる。
概ねフェス限のあれこれはバランスが取れているように見えるが、また同時に気になることもある。それについては次節で考えてみる。

4 これからのブランフェス

サイバーグラスの二人のフェスによって、未だブランフェスに登場しておらず、どうしても人気の面で既にフェス限化している子たちよりは劣ってしまう子は、ペアで登場していくと予想できるようになった。特に、近年は(振り返ってみればコンテンツ初期にもあったようだが、)選挙で声を獲得した子の相方・ペアのような子に声がつくというパターンが何件かあった。

声のついている子が増えると、コンテンツの幅は広がるが、性能ベースでのジャッジという“当たり前”から、それ以外の要素でも順序づけ・序列決めが一般化しているゲームという場では、その後のケアはそれなりに大変になる。
ゲームは続いていくので、毎月誰かしらがノワールに抜擢されるし、ブランに抜擢されるし、月初限定に抜擢されていく。モバマスでも声が付けば縮小後の環境下でもそれなりに出番は生じる。誰をチョイスし、どう展開していくのかは運営も頭を抱えているところだろう。

いま、ちょうど50人がフェス限を獲得している。声付きアイドルは94人なので、ブランフェスが月に一度のままなら、時々二人で登場するくらいなら当分候補には困らない。

一方で、現在見えている残りのフェス限の枠はチャーム8枠+ウィッシュ5枠で、やや物足りない。特に、森久保乃々・久川颯・三船美優・鷹富士茄子・桐生つかさ・佐城雪美などがフェス限未所持なCoでは、機械的にチャームへ配置していくのは惜しいともいえる。

となると、いつか来る新スキルだけでなく、レゾナンスの2周目も始まるのでは?という気がする。特訓前や同性能の2枚目が必要なカードではないので性能面での訴求力は低いが、センター適性が高く、(環境が激変しない限りは)長く使い続けられるという観点からは、愛着を持てる子を置きたいという需要があるだろう。
シンフォの2周目はグランドライブに照準を定めすぎであまり地に足のついた話ではないし、リフレの2周目はいま絶賛特訓前を売り出し中なので来るとしても遥か先と言えそうなので、消去法的にまずはレゾナンスという感じ。9種までは無条件で嬉しいチャーム3周目も候補か。

サイバーグラスの例のようにデュオユニットでフェスに登場する場合、現段階の空き具合だと、あまり候補がないのが現状だ。ベルベットローズ・ビートシューター・ヒーローヴァーサスなどが同じ並びで来れないが、かといってまず間違いなくインフレを引き起こし高い需要が期待できる新スキルの枠に抜擢するのは…というジレンマを、レゾナンスの2周目(やチャームの3周目)は解決する。

チューニングやオバロのようなフェス限が出てスコアの数字はインフレせずに枠だけ増えるという線も考えてもいいかもしれないが、ちょっと現実味はなさそう。

ちなみに、今月は久しぶりにPaのフェスだと思われる。ちょうどシナジー&リフレインが同属性同特化で空いている箇所があるので、ヒーローヴァーサスが来るとちょうどいい。
(言うほどちょうどいいか?)(その枠に茜を入れられるのがローテいじった理由の一端って話をしてきたのでは?)
一人フェスなら、早苗でも薫でも誰でもアリじゃない?という感じ。決め手はない。一人フェスの時に今更シナジー1枚で出てくることがあるか?ということだけ気になっている。

5 遊佐こずえとクトゥルフ

この投稿ラストの節。
ここまでの話とは一切関係なくこずえちゃんのフェス限[むくなるさそい]について感想を書く場。今回の記事タイトルもちょっと意識した。

あまり魚介とのエピソードは無いはずの子の衣装に、“なぜか”海棲生物の触手や吸盤のような意匠がみられ、靴には怪物の口のような模様があしらわれている。特訓前の海面を妖しく照らす紫の月も、特訓後の紫を基調としたカラーリングも、こずえちゃんのキュートでイノセントな要素とはかけ離れている。

と、茶番は置いておいて。
遊佐こずえの人外感というか、地球外生命体感というのは、これまでも仄めかされてきたように思うのだが、今回は衣装やシチュエーションからクトゥルフ神話に寄せに行った雰囲気。

特技『こずえのよびごえ』はもうそのまま『The Call Of Cthulhu』だし、特訓前の誰かの呼び声によって海へ誘われていくシチュエーションも、特訓後の海の魔王として海底で沈んだ帆船の乗組員の亡骸を抱える様子も、ルルイエに誘われるディープワンとルルイエを守護するヒュドラ的なものであると言えるだろう。

ダゴン&ヒュドラをディープワンが長い年月を重ねた果ての存在とみなす語り手もおり、こずえそのものが神性であると考えるよりは、特訓前後にディープワンの習性による物語を見出す方がおしゃれだと思う。

また、今回の衣装が素敵だと思ったのは、クトゥルフ一辺倒ではないところ。
触手や吸盤は花弁や茎にも見えるし、スカートから垂れている装飾や頭の飾りは逆に植物らしさが強く押し出されている。また、魔王と自称させることで、クトゥルフに寄せつつも、かつてモバのSRで担ったJRPG的魔王のイメージも思い起こさせる。
「悪魔的なもの」「植物的なもの」「魚介的なもの」の三要素がうまく融合することで、こずえちゃんのロリ的なかわいさも強キャラ感もその背景にある名状しがたいものも一着に落とし込まれたいい衣装だと感じた。

フェス限で海が舞台というと、速水奏北条加蓮・五十嵐響子が思い浮かぶ。
秘密を幾重にも重ねた心の奥深くの海底神殿に沈んだ奏、病や諦めがちな自分を完全に過去のものにした証として水着で陽の光に自身を晒した加蓮、ロールを重んじていた中で海の自由さに触れて気づきを得た響子と、海の多様なイメージとキャラクターの内面をリンクさせたものが多かった印象がある。
今回のこずえのフェス限は、関係性や時間やキャラクターの消費というよりは物語の消費に特化しており、その分、元ネタが好きな人はそれを通してこずえちゃん自体も好きになれる良いフェス限だったと思う。

ただ、ようやくリフレインの供給が再開した中、もう少し様子見をしたいし、自分はフェス限のViの顔ぶれは全体的に興味がない…のでお客さんにはなれませんでした…。という情けない締め方で今回の投稿を終わる。