[スポーツの申し子]日野茜
いつもの更新。月中時点ではボリュームに欠けていたが、16周年生放送で割と動きがあったので書く。
1 イベントの話
1-1 『パ・リ・ラ』
久しぶりにデレマス感のある曲が来たなあという感じ。
ライブで絶対楽しいやつ。沖縄公演で披露される?季節感がないがいとしーさーもやるだろうし今更か。
ただ、10thツアー内でのHSHのメンバーの散り具合を考えると、ここからの新曲はライブのオファーを出しているタイミングより後に作られている可能性があり、特段ツアー内での消化は意識されていないかもしれない。
また、メンバーについてだが、直近の月初限定に登場していた莉嘉や、最近恒常が出ていた柚など、ヒントはあった感じ。雫も長いことSSR2枚で止まっているので、近いうちに来る?
次に、いつもの表も見てみる。
こう見るとわかりやすいが、Coの子が多く残っているので、遅くとも今年中にはCoメンバーの詰め合わせ、みたいな曲が来るとふんでいる。楽しみ。
1-2 ゆかさえイベの話
『Secret Mirage』イベがきた。Daグルーヴ。
“ゆかさえ”といえば、『あいくるしい』のお風呂シーンだなあという感じなのだけど、それは置いておいて、今回特筆すべきは、これまで、ゆかさえにはユニット名がなかったことだろう。
2016年の『ラブレター』以来、供給が続いてきたモバマス初出ユニットの楽曲だが、あくまで、モバマスで登場済のユニットだけだった。要は、CP名で呼ばれているような組み合わせには楽曲が与えられてこなかった。
しかし、今回の『Rêve Pur』の登場により、これまでの慣習は廃され、ユニットの候補はいくらでも増えた。
速水奏でいうと、ぱっと思い浮かぶのはありすや文香との組み合わせだ。モノクロームリリィの方が来て欲しいが。
あと、上で貼ったいつもの表では、ゆかさえをモバ発ユニット扱いにしたが、実際にはそうではないのでGRユニットの並びに加えるべきなのでは?という気はする。
多分、事例が増えていけばもうGRユニットで登場済のメンバーもどんどん登場すると思われるので、モバ発ユニットの括りであっているはず。(呼称には迷うが…)
また、今後のイベント予想への影響について。アニバ前のアタポンはほぼほぼヒートチアーズで決まりと言っていいと思うが、今回の曲やHSHのように、イベ展開が10thツアーと密接に連動しているわけではなさそうなので、ライブ出演者から既存ユニットを安易に導き出すことはできないだろう。
さらに、定期的に話題にあげてきた「既存曲を10thアニバまでにデレステイベで消化しきるか」問題について。
アニバ前後のアタポンが慣例通り少人数ユニットの曲であるなら、『なつっこ』『CoCo夏』はアニバ前に消化することが不可能になりベストタイミングを逃すことになるし、アニバ以後もイベ回数と曲数を比べると消化が間に合わなくなる。
つまり、デレステは来年以降もゆっくり既存曲とGRの展開を組み合わせながら進んでいくと思われる。(これも何度か言った話な気がするが、)アニバまでに既存曲が消化されきったなら、10周年に際して新CDシリーズの展開が始まるのはまず間違いなかったと思うので、それが確定しなかったという点でちょっと残念。
2 10thツアー
2-1 千葉公演の出演者発表をうけて
あまりシンデレラ贔屓な話はしたくないが、この発表が16周年記念生放送の盛り上がりのピークだった。
公演としての見どころは、
- M・A・Oさんが大型ライブに初登場
- VIA組が登場
ということが何よりも大きいだろう。
M・A・Oさんが照井さん、木村(珠莉)さん、竹達さんのように、参加曲少なめでダンスレッスンの負担を抑えてくるのか、普通にがっつり参加するのかは不明。ちなみに、名前を挙げた人たちがライブに出演しているときは、全体曲2~3曲+ソロ曲のみ披露というようなパターンが多い。
ただ、文香は、ソロ曲だけではなく、今年が旬である自身の選挙曲とCG曲の両方が持ち曲としてあり、もちろんどれも期待されているわけで、一定の出番がないとPは不完全燃焼になってしまいそう。
他にも特徴をざっとまとめる。
① 出演者数の話
1日目は18名、2日目は20名で構成された千葉公演は、他の公演よりもひとりひとりへのスポットライトが当たりやすいといえ、箱推しをしていない人からしたらお得(?)
② 公演コンセプトの読めなさ
わかりやすいユニットや曲が少ない。逆に誰が歌ってもいいような古めの多人数歌唱曲が多いかも。
しっかりCoで固めた愛知、物語性の高い曲でまとめた福岡と比べ、千葉公演は曲やメンバー自体にわかりやすい統一感がないこと自体が特徴と言えそうだ。
③ 上2点を受けて
今回の10thツアーについて、個人的にかなり気になっているのが「day1,2の差異」だ。シャニマス3rdツアーで割と心を折られたので、配信(とその後のアーカイブ公開)が一般的なものになったいまは、二日間やる意味を明確に打ち出して欲しいと考えている。
…のだが、千葉公演が、割ととっ散らかったメンバーを集め、演者の違いに合わせてカラーもスイッチする公演に見えるので、自分の懸念は他公演についても杞憂に終わると今は思えている。(9月頭の愛知公演後にぐちぐち言っているかもしれない)
2-2 沖縄公演についての予想
まずは、愛知・福岡・千葉公演のいずれにも出演が発表されていないシンデレラガールズをピックアップしてみると、下のようになる。
ただ、今回のツアーはおそらく公演間で出演者の被りがなく、また、各会場で同規模の公演になると思われるので、上の31名から10名を除いたメンバーが実際の出演者になる。
ここ数日ネットでちらほら沖縄公演の出演者予想が目に入るが、どの10人を選ぶかに、けっこう人それぞれの願望やカラーが出たりしていて、ちょっと面白かったりする。自分は…
以上10人を無難に予想する(発表はデレステアニバごろ?)。多少ハズれても、ツアー千秋楽をひたすらPa曲でぶち上げて締めるアツい展開なのは変わりなさそう。無事に開催されるといいけれど…
2-3 Voy@gerの話
急にやばいのがきてびっくりした。
10thツアー愛知公演に洲崎さん・ルゥさんの出演が決まっているのと、ロケットを連想させる曲名とコズミックな公演テーマの噛み合いから、愛知公演で披露されるかもしれない。
『なんどでも笑おう』と異なるのは、曲への意味づけが薄い点。しがらみなく(、なんなら、オリメンを尊重することもなく、)使っていける曲だと感じた。
また、美波がメンバーにいることについて。
ソロ曲のタイトルとの関係性、周子・颯とのバランス感ある選出にももちろん良さを感じたのだが、何より、ちょっとたれ目の強調されたアニメ絵の美波が久しぶりに見れて懐かしさと驚きで興奮してしまった。
放送の中で、「アイマス自体の動きとしてこれからも何かを考えていく」というような話が坂上氏からあったと思うが、こういう展開なら大歓迎だ。
3 ブランフェス
3-1 CP特権のかげり
ということで、大方の予想通り日野茜のフェス限が実装された。
Da特化11秒シナジー(チャーム)ということで、Daならまあこの枠に入るのは納得というか、新特技の実装やレゾかエールの2周目が始まらない限りは他の選択肢もほぼなかったのでいいのだが、Da7秒のような並びが成立しなかったという驚きが大きい。
もちろん、前提としてシルエットと共にDaグルーヴの開催が予告された時点で、に並ぶVo9秒リフレインの線は潰えていたのだが、これがかなり意外だったという話。
同時に、今後のリフレインの人選について少しだけ示唆をもたらしてくれたとも言えそうだ。
茜ちゃんが奈緒と響子の並びに連なるだろうという予想は、Da7秒に()という並びができていることに端を発している。
要は、“コンテンツの顔として扱われる境界線”が『SBS』イベ以降広がったという話だが、それがフェス限の人選にも影響を及ぼしている、ように、これまでは見えてきた。
しかし、今回、茜のフェス限は春菜と同じシナジー2周目となったことで、シナジー②とリフレインの人選には、慎重な采配がとられているように見えてきた。
概ねリアルライブ(とそこでの披露)をベースに新曲が作られ、イベント登場に前後してフェスで登場するという今の定番スタイルも考えると、緻密に数年単位で出番が組まれている、というほどでは流石にないだろうが、少なくとも、(恒常SSRに声のついていない子が多く登場していた時期に揶揄されていたように、)ダーツで出番を決めているなんてことはなさそうだ。
3-2 茜ちゃんとスポーツイベント
妄想100%の話。
茜ちゃんのSSRは約2年ぶりなのだが、前回SSRの登場タイミングである2019年9月(4周年アニバ)は、ラグビーW杯が日本で開催される直前だった。同時期にラグビーの指導者役で有名な俳優・山下真司さんとのコラボも実施していたデレステなので、前回の茜の登場もそれにちなんだもので、熱血・スポーツキャラの茜がこの時期に登場するのも、また時勢にちなんだものだと勘ぐりたくなる。
スポーツに限らず、昨年2020年の5月に『オタLOVE』と夢見りあむのストーリーコミュが立て続けに実装されていた際には、GWにずれたコミケに被せたのでは?と噂されていた。
要は、シンデレラ運営は、けっこうお祭り好きなのでは?ということ。
現実のお祭りとなると、やはり群を抜いて規模が大きく、施策の意図が伝わりやすいスポーツイベントがチョイスされやすくなると思われる。となると、声付きアイドルで一番スポーティーな(印象の強い)茜が重用されがちなのだろう。
同じ理屈で、来年は晴のSSRが梅雨の時期に来るかもしれない。
文香との営業コミュや同月でのガチャ登場と、彼女の誕生日前に供給がまとめて来た感じだった。9月には『ボボボンバー』の初披露が期待されるライブも控えている。
ちなみに、『パ・リ・ラ』もブラジリアンな雰囲気がなくはないので、(リオからのバトンパス的な意味で、)時勢にちなんでいる説もある。もしそうだとしたら、楽曲制作やコミュ制作に要する期間を考えると、昨年3月末より前にクリエイター陣には話が行っていると思われ、1年間熟成された曲ということになる。せっかく今年こうして旬な形でお出しされたので、音源版やライブでは丁寧に味わっていきたい(?)