脳とおたく心のノートとなるトコロ

しらこ(Tw:triad_prms)の雑記。アイマスの話が多くなりそう

上田鈴帆さんの出番を祝う殴り書き



しんげき更新のお知らせツイートを見たら、動画サムネにめちゃくちゃ久しぶりに見る顔がいた。無言芸の類かもしれないと思ったが、動画を再生するとちゃんと喋った。自分は上田Pでもなんでもないが、彼女の出番を待ち侘びていたのでとても嬉しい。この投稿ではその理由(妄想)をざっと書く。

 

1 はじめに

上田鈴帆は声がついてしばらくしてから、他の声つきアイドルの追随を許さない干され方をしていた。厳密には、「スシロー」イベなどでの出番はあるが、“ボイスが聞ける出番”がほぼ無かった。
デレステ内で検索をかけたところ、最後の出番は2016年7月末開催の『サマカニ!!』だったようだ。モバマスデレステ内では4年半もの間(、文字通り)沈黙しており、その間の歌唱曲もサマカニイベから1年ほど後に発売されたMS夏盤収録の『CoCo夏』しか増えていない。

この出番の偏りの理由について、もちろん公には明らかになっていないが、鈴帆のCVを担当されている春野ななみさんの所属に関する噂がないわけではない。2015年のデレアニから、16年のサマカニ、17年の夏盤や5thライブと、機会は多くなくともシンデレラガールズの一員として活躍していた春野さんだが、18年の夏に自身のTwitterにて所属事務所・81プロデュースを退所しフリーで活動していくことを発表した。
それ以降、アニメ・ゲーム等への出演がほぼ無くなり、Twitterもたまにしか更新されず消息を追いにくくなったことも相まって、「フリーの役者との手間なやり取りをしてまで使いたいキャラではないと思われてるのでは」「81退所は円満ではなく、春野さんの持ち役を登場させないよう制作側が配慮しているのでは」などの根も葉もない噂が囁かれていたりする。

ただ、正直なところ真相はどうでもよいので、おさらいはこれくらいにして、本題の「上田鈴帆が堰き止めていたもの」が再び動き出すことの価値について語りたい。
(堰という字を見るとなぜか春野さんに思いを馳せてしまう)

 

2 季節イベについて

2017年7月に『SUMMER!』が発売されて以降、デレステでは『MASTER SEASONS!』シリーズ収録曲のイベントが小出しに開催されてきた。四季を冠したそれぞれのシングルに4曲が収録されているので、いわゆる“季節曲”は計16曲あることになる。
ざっと書き出すと、以下の通り。
夏‥『銀イルカ』『とんでいっちゃいたいの』『夏恋』『CoCo夏』
秋‥『秋風』『Halloween♥Code』『アンドロメダ』『空想探査計画』
冬‥『ツインテール』『White again』『Frost』『冬空プレシャス』
春‥『桜の風』『HARURUNRUN』『未完成の歴史』『スプスク』
このうち、まだデレステでイベントが来ていないのが『とんでいっちゃいたいの』『CoCo夏』『White again』の3曲だ。
この残りの曲について、例えば『とんで〜』は、18年夏『クレクレ』『銀イルカ』・19年夏『バベル』『夏恋』・20年夏『シンプロ』『オウムアムア』『GJG』というラインナップを見るに、メンバー被り配慮や一気に消化した冬・春盤との差別化を図ったと思われ、『White again』は『Palette』『Athanasia』と被りを避けたり、発売の遅くなった8回選挙CDの割を食った…などなど、采配にもっともらしい理由を見つけることは簡単だろう。

しかし、ここは「『CoCo夏』がカモフラージュされている」と邪推しても良い気がする。16曲のうちラスト1曲が『CoCo夏』になるのとまだ3曲残っている状態ではどちらが目立たないか、という話。20年には『アンドロメダ』しか消化しなかったのに、『Snow*Love』を使い季節曲の在庫を実質補充したあたりもそう思いたくなる理由の一つだ。
で、大元の「MS曲が温存されている現状」というのが、上田鈴帆が声を出せなかった理由と通じていると自分は考えている。しかし、どんな理由であれ、鈴帆を(声のある状態で)登場させることが難しく、それをごまかすために季節曲が寝かされ続けるという状況にあるのはとても歪つだし、鈴帆を干すこと自体が目的だったとしても、『CoCo夏』の残り二人やMS曲の残り2曲まで巻き込まれるのはあんまりだ。
とはいえ、正直なところ、演者を考慮するとオリメン披露は望めないであろう『CoCo夏』、イベントが来てもそこまで盛り上がりにくそうな残り2曲(、デレステアニバ時期の都合で大渋滞のしんげき3期)と、残りの季節曲イベはMS曲が17年の忘れ物として鎮座し続ける状態を解消する意味合いくらいしか持たないような気もする。(『GOLD RUSH』シリーズで『THE VILLAIN'S NIGHT』『Wish you Happiness!!』といったマイルドな季節曲が出てきたのも向かい風?)

ハードルが地に埋まっているようだが、“完全に見捨てられていたキャラ”(しかも他のキャラを巻き込んでる)がそうではなかったことが分かっただけで収穫だった。かと言って鈴帆が帳尻合わせで1年で3曲歌唱とかされても困るので、みんなほどほどに出てくれるのが一番良い。

 

3 全員参加型施策という希望

上田鈴帆がまだ声を出せると判明したことで生まれる可能性は、季節イベが消化されきるということだけではない。個人的にはもう一つ期待していることがある。
それは、『おねシン』に続く、全員が歌っている曲が登場すること。

いま、ポプマスでは、デレ以外の各ブランドは既に全体曲が2曲以上実装されている。デレは『おねシン』に加え、『Star!!』でお茶を濁しているが、これは、何かを出し惜しんでいるのではなく『おねシン』一曲しかないからだ。アニメ全体曲は良曲揃いだが、音源としてはCPしか歌っていない。また、デレは、“ライブで気付いたら全体曲になってた曲”がそれなりに多く、そういった曲は歌唱メンバーも柔軟に振られていて、それ自体はアイマスコンテンツの中では魅力だと思う。とはいえ、そろそろ新たな「名実ともにデレを代表する曲」が欲しい。
この状況が変わる可能性として、自分はシンデレラ10周年の節目は有力な要因たりうると思っている。新曲でなくても、例えば全キャラからの感謝のメッセージ(ボイス)だとか、声付き全員参加のCMだとか、「全員で作られたなにか」が欲しい。9周年記念PVも素敵だったが、声がついているからできることもあるし、それに期待するのは自然なことだと思う。そして、自分の目にはそのなにかを成し遂げにくくする一因として上田鈴帆が映ってしまっていた。
上に書いたように、上田鈴帆の干されようは本当に異常で単に出番間隔が空いてるだけには見えなかった。そのため、鈴帆が声を出さない期間が少しずつ長くなっていき、さすがに今年何か動きがなければシンデレラ全体での施策はもう見れないのだろうと半分諦めていた中で、今回のしんげき配信があったので思わず笑顔になれた。(個人の捉え方の問題だが、上田鈴帆に対するモヤっとした感情も消えた)

いざ11月末になったら、目立った施策なしでモバマスのサ終発表!というような、この高揚感とは正反対の結果になるかもしれない。しかし、それでも自分は『EVERMORE』からさらに倍の歩みを重ねたシンデレラに期待したい。仲間の数が増えた分、叶う願いも増えて欲しい。上田鈴帆の久しぶりの出番は、そんな想いを抱かせてくれるものだった。

 


4 小ネタ

今回配信のしんげきえくすて39話、8週遅れの現在のスケジュールでなければいつ配信だったのだろうか、と8週間前の日付を見てみると、12月15日だった。
春野ななみさんのお誕生日が12月17日らしいので、もし15日配信の予定だったなら素敵ですね。

余談だが、12月1日配信のVIA組が告知をする29話は本来であれば11月24日配信の36話だったと思われる。季節回っぽい柚・茄子のソロ回を日付通りに持ってくる都合で色々とずれている雰囲気。となるとしんげきソロを貰うメンツだが、柚とトレードになったのが雫なら、茄子とトレードになった枠もあるはずで、ソロ初披露という性質の強かった新年ライブで珍しく泣いていた嘉山さん=珠美では?という妄想。さらにラスト1枠のCuが歌鈴だと、爆エブ以外のアニメサプボ組に何かしらの形でソロが与えられることになっていい感じ。